親の介護が必要になったらすること

介護は急に訪れます。その時になって焦る前に今のうちから必要な知識や対策を行いましょう。

家族の介護をすることになったら必ず介護保険を利用すること

      2017/01/11

介護保険について理解する

介護保険制度は平成12年(西暦2000年)に、導入されました。その目的には、高齢化社会が始まり、医療費の負担が大きくなったので、介護保険を優先することにより、「医療費の削減」と、施設介護から「在宅介護への移行」があります。

サービスを利用して負担を減らす

痴呆や病気などの身体介護が必要になった場合、そして寝たきりにならずとも日常生活に支障をきたすことにより、福祉サービスが必要になった場合は、介護サービスが必要不可欠になります。通常では、介護保険制度により、介護サービスを受けることができます。

要介護認定は市区町村で申請

介護保険は要介護認定を判定し、その介護度で福祉サービスを受けられるようにするため、要介護認定は必ず必要なのです。
要介護認定の申請は、市区町村が窓口となっています。申請を受理すると、市区町村や委託した地域包括支援センターのケアマネジャーが当事者の元を訪ねて、身体的動作を確認します。面接の時間は約30分程度です。その報告書と主治医意見書を元に判定にかけられます。

要介護認定は7段階

要介護認定には、非該当・要支援(1・2)・要介護(1~5)に大別できます。なお、数字が多くなるになり、数字が大きくなるほど、重度ということになります。
非該当は日常生活に支障がない。要支援は、日常生活に多少の必要性があるものの、余り介護や介助が若干必要な程度です。要介護は、日常生活動作に支障があり、何らかの介助及び介護が必要な場合です。

判定の基準は、衣服の着脱・入浴・移動・食事・排泄などが出来るか否かを基準とします。この介護度により、在宅サービス及び施設サービスの内容が変わってきます。
その福祉サービスの内容を決めるのが、ケアマネジャーの仕事です。利用者や家族の意見を取り入れながら、ケアプランを計画して、それに基づき福祉サービスが行われます。

ケアマネジャーに助けを求める

どのような福祉サービスを利用するには、個人契約が必要となります。また、ケアマネジャーも相性などありますので、変更することも可能です。良いケアマネジャーとは、本人と家族の意見を取り入れて、ケアプランを作成してくれる人や、福祉サービスを詳細に説明してくれる人です。
良い介護を受けることが出来るのは、ケアマネジャーにかかっていると言っても過言ではありません。

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Comment

  1. 甲賀那央子 より:

    はじめまして、
    今親の介護施設費の負担が多く悩んでいます。
    何とか、良い方法があれば教えていただきたく思います。

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